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【予約のとれない名店】市ヶ谷『炭火焼肉なかはら』で肉の切り方の真髄を体感してきた!

市ヶ谷『炭火焼肉 なかはら』というブランド

世は肉戦国時代ーー熟成肉、肉寿司、ジビエ、薪調理、一人焼肉、立ち食いステーキ、うにく、低温調理、焼かない焼肉…
家族で週末に焼肉チェーンでカルビを食べて満足する時代は終わり、舌の肥えた現代人の欲求を満たすべく数多の肉料理店が目新しくフォトジェニックな肉メニューの開発に凌ぎを削っている。

そんな中、提供方法や調理方法の目新しさでも、シェアしたときの美しさでもなく、徹底的に“肉の質”によって勝負し、その王座を揺るぎないものにしている焼肉の名店がある。市ヶ谷『炭火焼肉 なかはら』だ。
焼肉において“肉の質”を因数分解するならば、何があるだろう。焼き方、部位、牛の種類、保存方法、輸送方法…。
『なかはら』は、新たに“肉の切り方”という概念を提唱したことが、高級焼肉の金字塔と評される所以の一つである。
一度体験したら必ずまた食べたくなる焼肉によって多くの人を虜にしてきた結果、予約のとれない名店に。

そんな『炭火焼肉 なかはら』に行ってきました!

ありがたいことに、感動の焼肉を体験する機会に恵まれたので、その内容をレポートします!

予約限定!幻のタン

今回はおまかせコースを予約したのですが、数量限定・予約限定の「幻のタン」が用意できたとのこと。

幻のタン
幻のタン(タン先、タンゲタ、タン元)

お気づきでしょうか?一皿目から“肉の切り方”という丁寧な仕事が現れていることに。
タン3種類の盛合せですが、すべて切り方が異なっています。中でも特筆すべきはタン元。厚さ1cmはあろうかという程、分厚く大胆にカットされています。
歯ごたえのあるタンをそんなに分厚く切ってしまって、噛み切れないのでは?と心配になるかもしれませんが、その心配を払拭するのが美しく均等に入った切れ込み。

タン元
タン元

一噛みすると、柔らかいのに弾力と歯ごたえがあるタンに驚愕。矛盾してるように思えますが、決して嘘ではありません。こればっかりは実際に食していただかない限りわかりません。
一品目から予想をはるかに超えるクオリティに戦慄していると、おまかせコースがスタート。

おまかせコース、トップバッターは官能的な照りを放つサーロイン!

サーロイン
サーロイン

見てください、この照り。ここまで食欲を掻き立てる肉、色気すら感じます。
そして再び驚くのがこの薄さ。さきほどのタン元とは真逆のわずか2mm程度にスライスされたサーロイン。さらに一切れ一切れに均等にサシが入っています。

サーロイン2

あまりにも繊細なカットなので、こちらはお店の方に焼きをお願いしました。両面とも数秒軽く火にくぐらせる程度で頂きます!


口の中で本当にさっとなくなってしまう、まさにとろけるお肉!

サガリ マキロース
サガリ、マキロース

続いて登場したのがこちら。サガリはハラミに近い肉質。細かく入れられたカットにより、繊維から肉の旨味がじゅわっと染み出します。

マキロース
マキロース

ほどよい厚さにカットされたマキロース。表面を軽く色づく程度に焼き、中は赤さが残る程度で頂きます。噛めば噛むほどに、均等に入ったサシから良質な脂が溢れ出てきます。
文字通り、肉を噛み締めます…。

ミスジ ランボソ
ミスジ、ランボソ

食べごたえのある肉を堪能したあとは、霜降りの肉たちが登場!ランボソとは、ランプに近い部位とのこと。ステーキではたまに見かけますが、ここまで薄くスライスされたランボソは初めて。そして断面が美しい。

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ミスジ

ここまでサシが入っているのに、全くしつこさを感じること無く、むしろ濃縮された牛肉の旨味がつまった脂を“飲む”ように頂きます。
飲むなんて、もったいない!と思うかもしれませんが、食べるという表現は適切ではない気がするのです。ぜひ皆様にも体験して頂きたい。

さて、いよいよクライマックス!

ウチモモ、カタサンカク
ウチモモ、カタサンカク

最後に登場したのがこちら。ウチモモは一般的に脂が少ない赤身のはずが、ご覧の通りサシがふんだん入っています。いつもはローストビーフやカツとして頂いているので「これがいつも食べてるウチモモと同じ部位なのか!?」と今日一番の驚き。そして実食するとさらに驚き。赤身のはずが、赤身ではない…。表現するとしたら“なかはらの肉”とでも言うべきでしょうか。
カタサンカクもウチモモも普通に食したら「さっぱり」と表される部位ですが、本当に濃厚。コースのトリを飾るにふさわしい、堂々たる“赤身肉”でした。

コースが終わる頃には体中が内側から幸福感に包まれます。

コース全体を一文で表現するなら、「牛に感謝、そして店主なかはらさんに感謝」でしょうか。
牛肉を満喫した嬉しさと、この非現実的時間が終わってしまう悲しさ。
最上級の焼肉を知った喜びと、今後これを超える肉体験があるのかという不安。
しかしながら、「なかはらの焼肉」という概念を知る限られた人の中の一人になれたことを本当に誇りに思います。
ごちそうさまでした!

店舗情報

店名:炭火焼肉なかはら
電話:03-6261-2987
住所:〒102-0085 東京都千代田区 六番町4-3 GEMS市ヶ谷9階
URL:http://sumibiyakinikunakahara.com/

Ayuka
お酒ならなんでも飲みます。